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慣れと経験、のこと。

シフォンケーキを作り始めた頃、レシピ本を見ていてもどれくらいの硬さのメレンゲを作れば良いのかわからず、何度も失敗していました。チーズケーキを作り始めた頃、どれくらいの焼き時間がベストなのかわからず、焼きすぎたNYチーズケーキを作ったりもしました。

今はメレンゲの硬さはこれぐらい、とか焼き時間はこれぐらいなら大丈夫、とか自分なりの目安ができてきて大失敗をすることは以前に比べればかなり減ってきています。それでも先日のようにNYチーズケーキが焼けてなさすぎて砕け散ってしまったりするので絶対大丈夫、とはなかなか言えませんが、失敗の確率はかなり下がってきました。

そんな経験があるからこそ、試行錯誤と経験が一番の練習になると思えるわけです。未だに誰かから直接お菓子作りをならったことがないですが、自分が満足できるようにはなってきましたから。私はただ、楽しんで何度も何度も作っていただけ。楽しかっただけです。
せっかく働くなら楽しくないとね、と常々。特に私の場合は自営業なので自分の好きなように出来ますし。

経験の有無はすごく大きくて、無い人からすればスペシャリストのやっていることはまるで魔法のように感じるものだと思います。でも、誰でもその人が当たり前のように毎日やっているコトって他の方からすればやっぱり魔法だと思うのです。私はたまたまいろんな分野のいろんなことに手を出してますが、やってないことの方がもちろん多くて、得意分野の技を見たらやっぱり魔法に見えるのです。

少なくとも試行錯誤にはなんの才能も要りません。時間を掛ければ誰にだってできることだと思うのです。何度も何度も繰り返して少しずつ変化させていくだけですから。少しの工夫と少しの反省、多くの時間を掛ければきっと、どうにかなります。

頑張って、がしんどくても楽しい事ならできるんじゃないかな?
どうしたらラクできるか、楽しめるか、を考えるのも試行錯誤。
せっかく働くなら少しでもラクして、少しでも楽しんで。
その方がきっと、笑えることが多いと思うのです。