ホンジュラス ラス・クチージャス農園 ウォッシュト
=ホンジュラスのコーヒーを知る=
(1)収穫期と雨季
全てのエリアではありませんが、場所によっては短い雨のサイクルが収穫期とぶつかるところがあります。もともと温度も高い国ですので、高温多湿や雨による異臭発生のリスクは周辺国よりも多いと思われます。
(2)ウェットパーチメントでの流通
コーヒーの品質を語る上で、ポストハーベストは最重要ともいえます。つまりどんな環境で、どんな状態で流通し、保管され、処理されるのか、これを理解することが、品質のポイントをおさえることにつながります。ホンジュラスでは、濡れたままのパーチメントで国内売買されることが多く、それが仲買人のところで滞留したり、乾燥待ちをしたりということが起こります。高温多湿で濡れたまま保管されたら…想像つきますよね。
(3)ドライミル、保管場所の環境
通常輸出が決まるまで、コーヒーは選別工場や近隣の倉庫に保管されることが一般的で、ホンジュラスではその多くが北部のサンペドロスーラやその近郊エリアに存在します。ここがとても暑い・・・。過去4-5月に訪問した際は外に出るのも嫌になるレベルで、こんなところにずっと置いておいたらあっという間に劣化しそうと思えるモデルのような場所です。
以上の通り、品質に影響を与える要因としては様々なものがあります。
ホンジュラスでは上記のような課題を一つ一つクリアしていくことが、安定した品質づくりのポイントとなります。
この【セレクトマウンテン】は、このような課題をクリアし、高品質を維持しています。
そして、この“課題のクリア”を維持することも大切です。
そのため、また、今以上の品質の商品にするために、
エリア担当が産地に赴き、産地の方々と確認、協議を続けています。
農園名 | Las Cuchillas |
農園主 | Fausto Nahun Maldonado |
面積 | 300 ha |
所在地 | コマヤグア市 コルディジェーラ デ モンテシージョス |
標高 | 1,400-1,700m |
水分値 | 10.9 |
農薬検査 | 社外委託検査にて、基準値以下 |
商品規格 | SHG |
精選方法 | Washed |
収穫時期 | 12-2月(開花時期:4-6月) |
クロップ | 2021/22 |
栽培品種 | カトゥアイ、ブルボン、レンピラ |
SCA評価 | 81.75点 |